こんにちは、キャリアコンサルタント津田典果です。

『仕事をこころから楽しみ、熱く生きる本気の大人があふれる社会の実現』をミッションに、
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さて、断捨離がブームになってからもうしばらく経ちましたが、相変わらず断捨離の本やら捨てる技術やら、整理整頓5S、お片付けオーガナイザーなる方々、いろいろな形で「捨てる」ということを教える場が増えています。

 

なぜか?

 

いろいろな考え方がありますが、私はひとつには、日本人の文化が関係していると思うのです。

例えば、
・お中元お歳暮など、贈り物の風習で、自分が意図していないものをいただく機会がある
・節句や季節行事のように、年に一度した使わないものが家にいくつも存在する
・もったいない思考で、再利用する可能性の低いものでもとりあえずとっておく

など。

気持ちを表す贈り物文化では、特に頂き物は相手への敬意から、たとえ使わないものでも大切にとっておくということがあります。
押し入れや天袋といった収納スペースは、まさに「ほぼ使わないものを置く場所」として有効に機能しています。
プレゼントをいただいたときに、きれいな包装紙やリボンを取っておく方も多いんじゃないでしょうか。
そしてたまってきて置き場所に困ってからやっと捨てる、、こんな経験ありますよね?

 

これって、ただ「物を大切にする」「もったいないから」という理由だけじゃないと思うのです。

この根底にあるのは、「相手を敬う気持ち」。贈ってくれた人はもちろん、そのモノを作った人や関係する人に対しても感謝の気持があるから、簡単にポイとはできない、そんな気がします。
相手の気持ちを深く汲み取る文化から、Noやいらないが言えない人間性が出来上がっているのかなと。

だから、優しい人はモノがたまる、ということが言いたいわけではありません(笑)

モノをためてしまう人は、その相手を大切に思う気持ちを充分感じて、不要なものを捨てればいいのです。
ため込む多くの人は、ポイポイごみ袋に入れることは非常に抵抗があると思うので、
「お世話になりました」「ありがとう」といって処分する。これが敬意ある捨て方です。
確か、お片付けの先生もそのようなことを言っていたと思います。(こんまりさんかな?)

その時に感じてほしいのが、捨てるモノにだけフォーカスしている感情を、今の自分にも向ける、ということです。

 

どういうことか?

 

モノに溢れて暮らしにくさ、活動しにくさを感じている方は、今の自分を大事にしていないということ、
もっと自分のこころの声を聴いて、それに対応してほしいのです。

やりにくさを感じている自分の感情を無視している、声をきいていない、
自分を大切に扱っていない状態では、人を大事にすることなどできないからです。

 

今、大学の授業やマナー講座で「ホスピタリティ」について話すことがあるのですが、ホスピタリティでも、自分を含めた「人」を大切にすることが出発点です。自分が満たされ、気持ちに少しでもゆとりがある状態でなければ、相手の気持ちに気づくことは難しいです。

特に細かいところに気がつける、というレベルに行くためには、自分のゆとりがどれだけあるか、が大切。

 

だから断捨離の効果は、すっきりしてよかった~ではなく(それもあってもいいですが)、その先の「自分の持っているゆとり」がどれだけ広がったかが重要です。気持ち的、空間的、物質的、時間的、ゆとりが広がったことを感じ、そのゆとりに周囲の人への感謝や気持ちを考えるスペースを置いて、初めてホスピタリティは発揮されます。

そしてここで間違ってほしくなのは、これは決してゆとりのある裕福な人、金銭的なゆとりがある人でないとホスピタリティは発揮できない、ということではないのです。個人の気持ちの中で、その人がゆとりを感じているかどうか、ということです。

ゆとり、、、ことばを変えれば、「幸せ」に近いのかもしれません。

 

今、いろんな意味で、余裕がないなーと思う方ほど、断捨離をしてみるといいかもしれません。

 

【未来につながる今日の質問】

あなたのゆとりを阻んでいるものはなんですか?